V-ALERT by i-dio
V-ALERT 導入事例 兵庫県 加古川市 V-ALERT防災ラジオに加え、屋外拡声器や避難所鍵BOX解錠システム(V-ALERT高度利用)などを包括的に整備
V-ALERT®導入第一弾自治体として、V-Lowと通信網を組み合わせた多面的な展開を実施

兵庫県加古川市は、防災行政無線等が未整備であったことから、複数の伝達手段の中からV-ALERT®方式を採用し、整備初年度となる平成29年度は、総務省・消防庁「災害情報伝達手段等の高度化実証事業」に応募・採択され、V-ALERT®方式と、通信網を併用した多面的な情報伝達システムを構築・事業成果が消防庁を通じて共有されます。平成30年度以降は加古川市の防災システムとして本格運用されます。

兵庫県 加古川市 概要

東播磨地方の中心部に位置。1950年に市制が始まり、一級河川「加古川」が市の中心を流れる、水と緑に恵まれたまちです。

総面積:138.48平方キロメートル
人口 264,630人 世帯 104,812世帯(平成30年2月1日時点)

兵庫県
整備概要を映像でご紹介します(7分)
事業概要 ―― クラウド入力システムと多様な受信機器を整備しました
事業概要
加古川市における整備のポイント
――多様な災害を適切な対象に、災害時も確実に届ける

加古川市は、変化に富む地形特性から洪水・高潮・土砂災害・地震・津波など様々なタイプの災害が想定され、近年ではゲリラ豪雨等の多発による土砂災害や、南海トラフ地震に伴う津波も防災計画に想定されています。一方、土砂災害や津波は、市内でも被害想定区域が限定されることから、必要な情報を被害想定区域の住民に的確に伝達できる、地域を特定したPUSH型の情報伝達手段が求められていました。
また、災害時に情報発信拠点となる市役所庁舎の電源喪失やネットワークの途絶も想定し、庁舎外に拠点を持つV-Lowマルチメディア放送「i-dio」と、クラウドベースの入力システムをベースとしたシステム構成を解決策として採用しました。

POINT
統合入力システムの開発

複数のシステムに対する緊急情報発信を一括して行える「統合入力システム」をクラウドベースで導入し、一般的なPCとインターネット回線があれば入力可能としました。
これにより、仮に市庁舎が機能不全に陥っても、どこでも情報発信を継続することができます。
発報対象となる地域や組織・施設などを、災害の種類や被害想定などの状況に合わせて設定可能です。また、文字だけでなく音声・画像など多様な形式で情報を入力し、スマートフォンやサイネージなど多様なデバイス、さらにSNSなどにも最適化した状態で一括発信することが可能です。
本システムの開発成果は今後、他自治体に対しても成果物として展開されます。

統合入力システム(自治体)
POINT
V-ALERT防災ラジオ&屋外拡声器の運用
防災ラジオ(自宅や職場など) 屋外拡声器

地域・属性に基づく災害情報の伝達手段として、グループ(同市では防災関係者、自治会長などで分類)・エリア(同市では大字単位で分類)設定を行ったV-ALERT防災ラジオを、第一弾として約600台が関係者に貸与されました。各住民は工事不要で自宅に持ち帰った機器を設置し、すでに防災訓練などで活用されています。
また、V-ALERTを受信・放送する屋外拡声器も1基目が設置され、今後市内の各所に増設が予定されています。

聴覚障がい者への情報伝達の取り組みとして、市販の補助装置を防災ラジオに接続し、緊急情報を受信したことを光や振動で知らせる機器の導入テストも行われました。

障がい者向け通知装置
POINT
V-ALERT高度利用(鍵BOXの解錠/避難所での最新情報の提供)

迅速な避難活動のためには、避難所の迅速な開設が必要です。
一方、通常施錠されている施設では、職員の駆け付けまでの時間が課題となります。その対策として、統合入力システムで避難所の開設を発令することで、「V-ALERT高度利用」のデータ放送を用いて避難所の鍵ボックスが自動的に解錠するシステムを全国で初めて設置しました。また、避難所に設置されたサイネージには、放送波を用いて各避難所に関わる最新の情報を表示し、刻々と状況が変化し、情報が細分化する発災後の避難所との連携にも役立ちます。

鍵ボックスの解錠(津波避難ビルなど) デジタルサイネージ(避難所や公共施設など)

避難所鍵BOXが設置された小学校は、津波避難ビルにも指定されているため、校門を解錠後、屋外階段で3階まで昇る避難経路となっています。

鍵ボックスの解錠(津波避難ビルなど)

【ここもポイント!】
避難所開設の指示に連動して、避難所への誘導灯も同時に点灯します。IoT時代の防災システムに即した機器連携も可能です。

POINT
IP網を組み合わせた伝達手段の強化と多様性の確保

統合入力システムからインターネット(IP網)へも情報を発信し、スマートフォンアプリケーションなどにも同じ情報をプッシュ配信するシステムをあわせて試作しました(市民への提供は現在検討中)。
これにより、多経路による多様な情報伝達手段の確保が可能になります。

かこがわ防災アプリ(スマートフォンなど)
ご担当者様の声(役職は掲載当時のものです)
市民により正確により早く情報をお伝えするために!
加古川市役所 危機管理室 岡本様

大きな災害が起きたとき、防災の役目、役所の役目というのは、混乱状態を早く平穏状態に持っていくことが仕事です。その中でも市民の方に正確に早く情報をお伝えすることが大事だと思っています。そういう意味から今回のシステムに期待しております。

加古川市役所 危機管理室 岡本様
非常に多様なメディアへの一元情報配信管理ができ、庁舎自体が被災しても放送が可能!
加古川市役所 危機管理室 小山様

加古川市では防災行政無線が未整備であることから、平成27年度に防災行政無線を含んだ7つの手段から検討した結果、「V-ALERT®」を選びました。1つの大きな要因は屋外拡声器やラジオ、そしてサイネージという非常に多様なメディアに対して「V-ALERT®」を使った1つの方法で、情報が発信できるという点。もう1つは、仮に市の庁舎が大きな災害に被災したとしても「V-ALERT®」という放送を使うことによって、住民の方々へ情報発信を継続することができる点が、選定の大きな理由です。自動的に鍵をあけたりすることも出来る点も、可能性が非常に広いと感じました。

加古川市役所 危機管理室 小山様

加古川市ウェブサイトでも事業報告書が閲覧できます。あわせてご覧ください。

掲載されている情報は、2018年4月時点のものです。掲載情報は自治体ご担当者様向けのもので、受信機器等の一般の方への直接販売は行っておりません。
お住まいの地域で「V-ALERT」が導入予定であるかどうかは、お住いの自治体の防災担当部門にお問い合わせください。

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